高専フォーラムに出ます

平成29年度全国高専フォーラムにて同僚の宮本友紀先生と

「高専の一般科目におけるブレンディッド・ラーニングに関する一考察」

というタイトルで発表します。今年からしばらくはICTを活用したブレンディッド・ラーニングの研究に取り組み、目の前の学生がより充実した学習が行えるような環境を構築していきたいと考えています。これまで研究してきたニーズ分析の方法論、実践研究の方法論を活かしながら進めていく予定です。本発表ではこれまでのブレンディッド・ラーニングに関する文献を整理し、高専におけるブレンディッド・ラーニング(LMSの活用例なども含めて)に関する情報交換ができればと思っています。

平成29年度全国高専フォーラム

追記:2017年8月21日(月)

展示用ポスターを公開しました。こちらからダウンロードできます。

河合創・藤田卓郎 (2017).「生徒の主体性を求めるスピーキング活動の探求」『中部地区英語教育学会紀要』第46号 125-132頁

中部地区英語教育学会紀要第46号に、

河合創・藤田卓郎 (2017).「生徒の主体性を求めるスピーキング活動の探求」『中部地区英語教育学会紀要』第46号 125-132頁

が掲載されました。この論文は、実践者である河合さんが、特定の言語形式を意識せず内容面に焦点を当てた活動(彼の言葉で言うところの「フリーな言語使用」)に取り組むに至った過程について書かれたものです。この実践の肝を一言で言ってしまえば、実践者自身の「フリーな言語使用」に関する考え方の変化なのですが、その過程を論文化するためには色々な試みをしました。論文の構成をどうするのか、エピソードや対話をデータとして提示するという方法は受け入れてもらえるのか、など、論文化していく過程で不安なことはたくさんありましたが、無事出版していただけてホッとしています。

この実践研究を進めるために私はメンター(というか話し相手)として参加させていただきました。話し合いの過程の一部は論文にも掲載しましたが、実際には論文に載せた対話はほんの一部で、実際には、実践内容や実践についての考え方など非常に多くのことを話しました。教師の実践知を知る大変よい勉強になりました。それと同時に、教師が持つ実践知を言語化して共有することの難しさ、手探りの中で実践研究を進めていくことの難しさ、適切な助言ができないもどかしさなど自分にとっての課題も多く残りました。改めて実践を研究する手法についても勉強する必要を感じました。まだまだ修業が必要です。

福井県英語教育懇話会にて発表しました。

2016年11月19日(土)に、福井大学にて福井県英語教育懇話会11月例会が行われ、

高専におけるタスクを中心とした授業の試み

という題目で発表させていただきました。現在取り組んでいる授業も含めた実践についてお話させていただきました。フロアの方々からは有益なご意見をいただき、これからの授業に活かせそうです。ありがとうございました。