福井県の英語教育懇話会2月例会に参加してきました。今回は高校の先生と大学院で研究されている方の発表で、研究、実践ともにやる気、元気をいただいてきました。
高校の先生の方の発表では、リーディングの教材中に込められているメッセージに如何に焦点を当てさせるか、如何にメッセージ中心の読みを実現していくかの手だてを勉強させていただきました。英語はコミュニケーションのためのツールであり、自分の意見・考えを相手に伝えたり、相手の意見・考えを聞くための手段であるならば、教科書の文章に対しても、形式のみの指導で終わるのではなく、書き手とのメッセージのやりとりが必要だということはどの先生方も重々承知されているのではないでしょうか。また、メッセージ中心であるからこそ、英語の学習がinterestingになるのではないかとも考えます。その意味で、自分の授業にも、そのエッセンスを取り入れてみようと思うことがたくさんありました。
大学院生の方の発表では、recast(言い直し)の効果についての発表でした。しばらくrecastについての論文を読んでいなかったせいで知らなかったのですが、現在では、recastの種類も系統的に区別されて扱われているのですね。勉強になりました。論文の方もぼちぼち読みながら勉強する必要性を感じさせてくれました。
このような研究会に出ると、「自分も明日からまたがんばろう」という気持ちにさせてくれます。また、研究会に来られる人皆さんが、よりよい授業を目指し、そしてよりよい研究を目指して日夜努力されている人ばかりなので、密度の濃いお話ができることも多々あり、本当に刺激になります。すばらしい先輩方に負けないように、明日からがんばっていかなくてはいけません。
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