チャット活動1(失敗例)

授業の冒頭で1〜2分間のチャット活動を始めました。前期はペアを組みお互いが1分間あるトピックについて話す、モノローグ形式の活動を行っていたのですが、後期に入ったので、インタラクション形式で活動を行うことにしました。本日は二回目。

本日のお題はtravel。travelについて話しなさいといきなり言われてもwhere do you want to go?あたりしか出ないだろうなと思い、プリ活動としてこちらが7つほど質問を用意。それらの質問に答える時間を5分ほどとり、そこで考えたことをもとにtravelについて話してもらおうと思いました。

その後、ペアを組み、travelについて話しだしたのですが、どうも声の大きさや英語スムーズさがいつもよりも落ちていたので、急遽止めることに。ある種指示出しやし込みが失敗した訳ですが、どこが悪かったのだろうと反省してみることにしました。

今回の失敗の原因は少なくとも2点挙げられます。一点ずつ考えていきます。

1点目:指示が長過ぎ+曖昧すぎた
こちら側の意図としては、プリ活動で答えた7つの質問をヒントとして使い、travelについて自由に話してもらおうと思いましたが、生徒は何を話してよいか、どのように話してよいのか、プリで扱った7つの質問はすべてしないといけないのか、などといったことが頭によぎり、結局こちら側が何を求めているのかを正確に把握できていなかったように思います。また、上記のことを英語で指示したため、英語が複雑になり、理解することが困難であったように思います。より指示を簡潔に、そして、7つの質問からいくつかピックアップさせるなり、自分オリジナルの質問を考える時間を設けるべきだったように思います。

2点目:より深い内容を考える時間、活動を与えることが出来なかった。
7つの質問をプリ活動として与えましたが、生徒の背景知識を活性化するという点においては、より厳選した質問事項を2つほど用意し、それらに対し、より深く考えてもらうような活動を考えるべきでした。また、インタラクション活動に関する慣れによりチャットがあまり活性化しなかったということも考えられるので、より活性化するような方法を考えるべきであります。

チャット活動自体は生徒も楽しく取り組んでいる様子が見られるのでぜひ続けたいと思いますし、こちら側がより生徒の高いレベルの発話を引き出せるような指導方法や教材が求められます。しかしながら、指導方法などをよほど工夫しないと上手く行かないのも事実です。日々よいアイデアや考えを勉強していかなければなりません。

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